部屋の片隅でうずくまったまま動かない影がある カーテンを開けても窓を開けてもその影は薄れない 深く重く沈む一方のそれを救い上げる力もなく その影の正体すらつかむことが出来ないまま ただただ暗い部屋で音の海に溺れている 耳に入るのは聞きたくない声ばかりで 気付きたくもないのに気付かされてしまった もうすでに死んだ自分が いまだに生にしがみついてこの部屋にいるのだと