降り止まない雷雨の中で 息絶えていく人々を見つめていた 閃光と共に響く悲鳴は 轟音に掻き消され 大切な人を守るために炎に焼かれては 生まれてきた意味を思い 涙した 誰も知らない 独りだけの世界で 糸の切れた凧のように ヒラヒラと舞って 空の彼方へ消えていった 母よ 八月の雷雨は永遠に降り止むことなく この空を黒く覆いつくしていった