大切すぎて触れられなかった思い出に
伸ばした指が小刻みに震えるのを見て
目の奥が痛くなった

潰された目で私はこれから何を見るんだろう
何かにとり憑かれたように昔の思い出をゴミ箱に放り投げた

違う

捨てたいのは思い出じゃなくて昔から今までの全てを見て感じてきた
私自身だ

心の底で沸き立つその言葉を隠し続けて私はこれから何を見て
何を感じるんだろう
捨てたいのに捨てられないのは他の何物でもなく
私自身だ
それでも何か変わるかもしれないと言って昔の思い出を全てゴミ箱に放り投げた

結局何も変わらない現実に縮こまって震えることしかできない
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